電気設備 オフィス移転で知っておきたいIDFとは?
- IDFとは-# IDFとはIDFは、「Intermediate Distribution Frame」の略称で、日本語では「中間配線盤」と呼ばれます。オフィスビルやマンションなど、複数の階を持つ建物の通信設備において中心的な役割を担っています。IDFは、建物の各階に設置され、電話回線やインターネット回線、社内ネットワークなどの通信回線を各部屋に分配する役割を担います。 例えば、建物の1階に設置されたMDF(Main Distribution Frame主配線盤)から建物全体に通信回線が引き込まれ、各階のIDFに接続されます。IDFでは、これらの回線を各部屋に分配し、電話やパソコンなどの通信機器が利用できるようにします。IDFには、回線を接続するための端子やケーブル、接続状況を確認するためのランプなどが備わっています。また、近年では、光ファイバーケーブルに対応したIDFも普及しており、高速・大容量のデータ通信が可能になっています。IDFは、建物の通信インフラを支える重要な設備であり、建物の規模や用途に応じて適切な設計・構築が必要となります。
