引っ越し前に知っておきたい!アスベストの基礎知識

引越の初心者
引越しの時に『アスベスト』が使われているか確認する必要があるって聞いたんだけど、アスベストって何ですか?

引越のプロ
良い質問だね!アスベストは、昔、建物や機械に使われていた石のような繊維なんだ。熱や火に強くて、値段も安かったから、いろんなところで使われていたんだよ。

引越の初心者
そうなんだ!そんなに便利な物なら、なんで今は使われていないんですか?

引越のプロ
実は、アスベストは、人の体にとって、とても危険な物だと分かったんだ。アスベストの繊維を吸い込むと、病気になってしまう可能性があるんだよ。だから、今は使われていないし、引越しの時も注意が必要なんだ。
アスベストとは。
「引っ越しの時に気になる言葉『アスベスト』について説明します。『アスベスト』とは、昔、建物や機械がすり減るのを防ぐために盛んに使われていた、繊維状の鉱物の事です。火に強く、熱にも強い、熱や電気を遮断する、丈夫で腐りにくい、しかも安い、という優れた性質があったため、建物や機械に広く使われてきました。しかし、アスベストの繊維が肺の癌や中皮腫の原因になる事が分かり、1975年から段階的に使用が禁止され、2011年には完全に使われなくなりました。2021年4月に施行された法律の改正では、アスベストの処理にかかる費用は、『工事を請け負う業者への配慮義務』として、建物の所有者が負担しなければならないことがはっきりと定められました。」
かつて万能な素材として重宝されていたアスベスト

かつて万能な素材として広く利用されていたアスベストは、天然に存在する繊維状の鉱物です。高度経済成長期には、その優れた特性から建築材料や工業製品に欠かせないものとして重宝されました。 アスベストの最大の特徴は、その高い耐火性と断熱性にあります。火に強く、熱を遮断する能力が高いため、建物を火災から守り、室内の温度を一定に保つために非常に有効な材料でした。そのため、ビルや住宅の防火・断熱材として幅広く利用されました。 また、アスベストは耐久性にも優れており、風雨や紫外線にも強いという特徴を持っていました。そのため、長期間にわたって建物を保護することが期待できることから、屋根材や外壁材にも多く使用されました。 さらに、アスベストは安価で入手できることも大きな魅力でした。これらの優れた特性と低コスト性から、アスベストは高度経済成長期の建築業界において、まさに万能な素材として広く普及していったのです。
健康への影響が明らかに

– 健康への影響が明らかに 1970年代に入ると、これまで「夢の素材」と謳われ、建材などに広く使われてきたアスベストの、恐ろしいまでの負の側面が明らかになってきました。長年にわたりアスベストを扱う作業に従事していた人たちの間で、肺の病気が多発していることが明らかになったのです。 詳しく調査が進むにつれ、アスベストの微細な繊維を長期間吸い込むことで、肺がんや中皮腫といった、極めて深刻な健康被害を引き起こす可能性があることが分かってきました。特に、中皮腫はアスベストへの曝露が主な原因として知られており、発症までに長期間を要する上に、有効な治療法が確立されていないため、大変な脅威として人々を恐怖に陥れました。 この発見は、社会全体に大きな衝撃を与えました。アスベストは、学校や病院、住宅など、私たちの生活のあらゆる場所に使用されていたからです。アスベストによる健康被害の深刻さを重く受け止め、国は段階的にアスベストの利用を規制していきました。そして、2011年には、ついにアスベストの使用が全面的に禁止されるに至りました。
築年数が古い物件は要注意

– 築年数が古い物件は要注意 築年数が古い物件に住む場合、または購入する場合は、建物の構造や使用されている材料に注意が必要です。特に、2005年より前に建てられた建物には、アスベストを含んだ建材が使われている可能性があります。 アスベストは、かつては建物の断熱材や防火材として広く使用されていました。しかし、アスベストに長期間触れると、健康に悪影響を及ぼすことが明らかになり、現在ではその使用は禁止されています。 2005年より前に建てられた賃貸住宅に住む場合は、事前に家主や不動産会社に、アスベストの使用状況について確認しましょう。中古住宅を購入する場合は、専門業者によるアスベスト調査を検討する必要があります。 また、築年数に関わらず、住宅の改修やリフォームを行う際にも、アスベストの有無を確認することが重要です。解体や改修工事によって、アスベストが空気中に飛散し、吸い込んでしまう危険性があります。 ご自身の健康を守るためにも、築年数が古い物件に住む場合は、アスベストのリスクを認識し、適切な対策を講じることが大切です。
アスベストの有無を確認する方法

– アスベストの有無を確認する方法 家のリフォームや解体の際に、「アスベストが使われているか心配」という声を耳にすることがあります。アスベストは、かつては建材などに広く使われていましたが、健康への影響が懸念されるようになった物質です。そのため、古い家などを扱う際には、アスベストの有無をきちんと確認することが大切です。 しかし、アスベストは見た目だけで判断することはできません。専門的な知識と経験を持った業者による調査が必要です。専門業者は、まず建物の建築図面や築年数、使用されている建材の種類などを詳しく調べます。そして、アスベストが使われている可能性が高いと判断された場合には、実際に一部を採取して、専門機関で分析を行います。 分析の結果、アスベストが発見された場合には、その量や状態に応じて、適切な対策を検討する必要があります。例えば、アスベストが飛散する危険性が低いと判断されれば、そのままの状態を維持することも可能です。しかし、飛散の可能性が高い場合には、専門業者による除去作業が必要になります。 アスベストの調査や除去は、自分自身で行うことは大変危険です。必ず専門業者に依頼するようにしましょう。また、業者を選ぶ際には、信頼できる資格や実績を持った業者を選ぶことが重要です。安心安全な住まいを守るためにも、アスベスト問題には適切な対応を心がけましょう。
引っ越しとアスベスト

– 引っ越しとアスベスト 引っ越しは、新しい生活への期待と共に、何かと準備や手続きが必要となるものです。特に、築年数が経過した物件へのお引っ越しを検討されている場合は、健康や安全面に関わる問題として、「アスベスト」について事前にしっかりと情報を得ておくことが重要になります。 アスベストは、かつて建材などに広く使用されていた鉱物繊維です。耐久性や耐熱性に優れている反面、吸い込むことで健康に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。そのため、現在では原則として使用が禁止されていますが、古い建物にはまだアスベストを含んだ建材が残っている可能性があります。 引っ越し前に、不動産会社や家主に対して、アスベストの使用状況について必ず確認しましょう。建物の建築年や図面などを確認することで、アスベストの使用の有無を判断することができます。もし、アスベストが使用されていることが判明した場合、その使用箇所や状態についても詳しく確認することが大切です。 また、引っ越し後、自分でリフォームやDIYを行う場合は、特に注意が必要です。不用意に壁や床を壊してしまうと、アスベストが飛散し、吸い込んでしまう危険性があります。専門業者に依頼する、もしくは自分で行う場合は、事前に十分な知識と対策を講じることが重要です。 不安な点や疑問点がある場合は、迷わず専門業者に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、安心して引っ越しを進めることができます。
アスベスト問題と向き合う

– アスベスト問題と向き合う アスベストは、かつては建材などに広く使われていました。しかし、アスベストを吸い込むと健康に深刻な影響を及ぼすことが明らかになり、現在では使用が禁止されています。 アスベスト問題は、私たちの健康や生活環境に大きく関わる問題です。過去にアスベストが使用されていた建物に住む場合、適切な対策が施されていないと、アスベストを吸い込んでしまう危険性があります。 特に、引っ越しは、住環境が変わるタイミングであり、アスベスト問題について改めて考える良い機会です。 引っ越し前に、これから住む予定の物件が、いつ頃建てられたものなのかを確認しましょう。もし、1950年代半ばから2000年代初頭に建てられた物件であれば、アスベストが使われている可能性があります。 不安な場合は、不動産会社や大家さんに、アスベストの使用状況について問い合わせてみましょう。また、専門機関に調査を依頼することも可能です。 安全な住まいを確保するためにも、引っ越しを機に、アスベスト問題と向き合ってみましょう。
